2021年2月21日(日) 参加12名 神山町阿野椚野

『神山町の二つの峠』、『大野申太郎さんにお話を伺う』

六部越えへ向かって、椚野の県道脇の山道からとりつく。

峠へ向かう道は、人の往来を感じない落石に覆われた悪路から始まる。

崩落気味の山斜面を歩く箇所もあったが、例会担当Kさんが安全通行にと事前にロープ張りをしていた。感謝。

難所を越えると、あとは比較的歩きやすい山道が続く。

30分ほどで六部越えに着く。

六部越え
六部越え

峠には不動像と僧の墓が並んで建つ。

墓は刻まれた享和の元号より1800年頃の物のようだ。

峠周辺を調査すると、炭焼き窯跡、山の神を祀る祠、わずかに拓かれた畑・住居跡地が確認できた。

あの悪路も昔は生活道として、人や物資の行き来が盛んだったのだろうか。

 

次に山ノ神越えへ向かう

六部越えから南へ進むと小さな集落に出る。日当たりの良い地域だ。

タバコ葉の乾燥小屋が並んでいるが、今は使われていない様子。

昔は栽培が盛んであったのだろう、時代の移り変わりを感じる。

集落から山の神越えへの登り口は、樹々で覆われて分かり難い。

峠へ向かう途中の道も幾つか分岐があり注意が必要だ。

20分ほどで山ノ神越えへ着く。

山の神越え
山ノ神越え

峠は送電鉄塔の整備道が通っており車も通行できるようになっている。

整備道に沿って西へ下ると、荒れた段々畑跡の中に人知れず廃屋が残っている。

建屋は腐って崩れかかっているが、家畜小屋や離れなどがある立派な屋敷だ。

また、峠から整備道を北へ300m向かうと、展望が良い鉄塔広場がある。

この広場で昼休憩にした。

lunch
昼ごはん

昼食後、鉄塔整備道に沿って出発した県道方面へ歩き戻り、無事に峠行を終えた。

  

帰り途中に「大野申太郎さん」にお話を伺うことが出来た。

ご存知の方も多いですが、美馬と那賀の境にある樫戸丸と呼ばれる1565mの山は、以前は「申太郎山」と呼ばれていました。その山の名となっていた御本人です。申太郎さんからは、神山の歴史や、申太郎山の由来となった山岳調査の話などを聞かせていただき大変貴重な機会となりました。